AGAの治療パート2といたしまして、前回にお伝えしましたAGAの治療についてもう少し掘り下げて今回は解説していきたいと思います。
前回の内容はこちら
http://husa-husa1ban.com/archives/586

AGAが進行して髪が減ってきても、頭皮の中には毛根が存在します。

ただこの毛根は毛包の成長不足や思春期に体の中に増えるアンドロゲン(男性ホルモン)の作用などから健常毛よりもサイズが小さくなってしまっており、そこから入る毛も当然細い産毛のようなものになっています。

AGAになるとヘアサイクル通常4~6年髪が生えて→髪が育ち→髪が抜けるというヘアサイクルが早い人は数ヶ月でヘアサイクルの周期を終える方もいます。

そうなると髪はヘアサイクル周期に追いつかなく産毛の状態で抜けるという運命になりいつになっても黒く太い髪に育たない状態になります。
それで実際には髪が生えていると言ってもほとんどわからない状態にあります。
それ以降ヘアサイクルを繰り返しても毛根が小さのままでは産毛した生えてこないので薄毛が目立つ状態が続きます。

ただし、毛包がなくならない限り、髪の毛が育つ可能性はあります。

毛包の成長を妨げる要因を抑え、毛包が元の状態になれば髪ははもとのように成長できてヘアサイクルも正常になります。
これがAGAの発毛治療になります。

 

発毛実現するための方法は?

東京医科大学の教授を委員長とする専門医によって構成される「日本皮膚科学会」が「AGAのガイドライン」をまとめ医薬品メーカーやクリニックに通達を出しました。

これは巷に溢れる科学的根拠の乏しい商品やサービス、それに伴う健康被害や金銭トラブルが多発していたと言う現実を改善する目的で制定されたもので、不透明だった業界イメージを払拭する効果をもたらしています。

実際には広告などで多額の育毛商品を購入していても全く効果がなく、逆にどんどん髪が薄くなってきたという方が多くいらっしゃいます。
毎月多額のお金をかけても髪が全く生えないのは本当につらいものです。何とかお金儲けだけの育毛業者とは選別できるようになってほしいと思います。

このAGAのガイドラインは非常に薄毛に悩んでいる方には数ある育毛業者に惑わされなく、自分の薄毛の状態に合った育毛方法が分かる専門情報になります。

「AGAのガイドライン」では、現在、日本国内で提供されている薄毛の対処法、治療法が精査されこのように段階がつけられています。

  • A(強く勧められる)
  • B(行うよう進められている)
  • C1(行なうことを考慮してもよいが十分な根拠がない)
  • C2(根拠がないので勧められない)
  • D(行わないよう勧められる)

この5段階で評価されています。

日本皮膚科学会ガイドラインより引用https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/1372913421_2.pdf

この一覧表によればフィナステリド内服とミノキシジルによる薄毛治療が、A評価とされているのがわかると思います。
自分の後頭部の毛組織を移植する自毛植毛はB。
市販の育毛剤などに含まれる成分は主にC1の設定となっています。
C1の市販の育毛剤は医薬部外品の育毛剤で様々なネット広告で販売されている育毛剤もこちらの部類に当てはまります。
A評価の育毛剤は医薬品であり、医薬品と医薬部外品は全く効能効果が変わってきます。
A評価された薄毛治療に有効な医薬品はどんなものがあるのでしょう?

次に詳しくご説明させていただきます。

 

発毛する治療薬フィナステリド。

フィナステリドは、アメリカの製薬会社の開発した薬で、もともとは前立腺肥大という症状を改善するための薬として作られましたが、この薬を飲んでいる人にヒゲや髪の毛が伸びてくる、体毛が濃くなったといった多毛の症状が現れたことが発毛治療へ転用されるきっかけとなったようです。

悪玉ホルモンであるDHTは前立腺の受容体と結びつき、成長を促して前立腺肥大やがんを招きます。

フィナステリドは、このDHTが作り出されるきっかけとなっている酵素である5 αリダクターゼに作用しDHTの生成を阻害する働きがあります。
DHT髪の成長を拒み薄毛の原因となる物質の1つでフィナステリドの作用がこの薄毛の原因となるDHTの阻害に作用し薄毛治療に好影響を与えました。

フィナステリドは、アメリカでは1997年に男性型脱毛性の治療薬として認可され、以来世界60カ国以上で承認を受けています。それまでは塗布するタイプの育毛剤しかありませんでしたから飲む発毛剤の登場は極めて画期的なことだったといえます。
日本では、2000年に入ってから臨床試験が行われました。

被験者は、24歳~50歳の男性で、いずれも軽度から中程度のAGAの症状が出ている人ですで、試験は被験者を無作為に3つのグループに分け、あるグループにはフィナステリド1mg錠剤、もう一つにはフィナステリド0.2mg錠剤、もう一つには発毛効果のないための店の錠剤を飲んでもらいます。

試験期間は1年間と設定されました。この臨床試験は被験者にも薬を渡す医師にも誰が何を飲んでいるかわからないような状況下で行わたようですが、これには理由があります。
人はたとえそれが偽薬であっても自分が特効薬を飲み絶対効くと言う強いイメージを持っていると時に本当に効果が現れることがあり、これをプラシーボ効果といいます。ちなみにプラシーボとは偽の薬のことです。

例えば、不眠症の方に睡眠薬をビタミン剤とすり替えて服用してすり替えられた当の本人は睡眠薬だと信じ込んでいる為、スヤスヤ寝てしまうという思い込み効果があります。
風邪薬をビタミン剤とすり替えても風邪が治ったなんて話も聞きます。
これをプラシーボ効果と言います。

プラシーボ効果が起こるのを避けるためにも被験者は自分の薬が本物かどうかわからなくする必要がありました。

臨床試験の判定は、頭頂部の写真により行わたようです。

評価基準は「著名改善」「中等度改善」「軽度改善」「不変」「軽度進行」「中等度進行」「著名進行」の7段階。薬を飲み続け1年後にはどのような変化が起きたかを確認しました。

その結果、フィナステリド0.2mg錠剤では54%、1mgの錠剤では58%の被験者に「著名改善」中等度改善」「軽度改善」の効果が現れたようです。効果が見られず「普遍」と判定された被験者は量錠剤ともに約40%、抜け毛が軽度以上「進行」とした人は5%以下でした。

一方、偽薬を飲んだグループでは72%が「不変」22%が軽度以上の「進行」と判定されました。

これは日本国内での臨床試験の数値ですがアメリカやヨーロッパでも同様の結果が得られているようです。
このようにフィナステリドは、厚生労働省に承認され、「プロペシア」という名で商品化されました。

日本ではAGAクリニックで0.2mg錠と1mg錠の量タイプが販売されましたが、本場アメリカでは0.2mg錠剤では日本人ほどの効果が見られないため1mg錠のみの販売となっています。

認可後も1mg錠に関して3年間の投与延長試験が行われたようですが、服用し続けて2年後には68%、3年後には78%と改善が認められた割合が10%ずつ増えた結果がでたようです。

つまり3年間飲み続ければ約80%の人の髪の毛が増加するという事で薄毛に悩む人には嬉しい効果ですね。

また3年間服用した被験者の98%にAGAの進行は見られませんでしたから、飲めば薄毛の進行を食い止められるのはほぼ間違いないと言う結果になり、フィナステリドが薬としてが来てきたのは間違い無いと言えるでしょう。

参考資料Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%8A%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%89

http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00066560.pdf

 

フィナステリドは効能以外に優れていた点があります。

それは嬉しいことに副作用が軽微であることです。

副作用と聞くと怖いイメージが先行してしまうと思い込みがちですが、実はどんな薬も多少は副作用があります。

フィナステリドの臨床試験においては国内外を合わせ深刻な副作用は全く報告されていないようです。

薬を飲んだことと関係のありそうな副作用としては男性機能の低下、性欲の減退を訴える被験者が4~5%いたといったことがありましたが、いずれも自覚症状で日常生活に支障が出るレベルではなかったため認可の支障にはなりませんでした。
その他、胃の不快感などの報告がありますがいずれも軽微なものでありその確率も極めて低いようです。

その他の注意点としては、妊娠中の女性がフィナステリド服用すると胎児に悪影響が出る可能性があるため医学界ではタブーとされていますので妊娠中の女性は注意が必要ですので男性の方は保管状態も安全に管理する必要がありますね。

またフィナステリドの効果として前立腺のみに存在する糖タンパクである「PSA」の値が下がってしまうということがあります。
PSAは現代医学では前立腺がんのマーカーとして用いられその数値が高くなれば前立腺がんの疑いが高いと言う判定をします。

もし初期の前立腺癌になったとしても、フィナステリドを服用しているとPSAの値は低いままですから、結果として前立腺がんの兆候を見落とす恐れが出てきます。

AGAクリニックではきちんと数値などを検査して処方されますが、よくありがちな育毛情報商材などで情報を知り、薬を個人輸入する場合はリスクの1つとして知っておかなければなりません。

参考資料 医療医学ニュースより
http://medical-today.seesaa.net/article/29904262.html

 

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